JAXA、月探査の技術検討へ 山川新理事長が意気込み

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の新たな理事長に就任した山川宏氏(52)が2日、東京都内で記者会見し、国際協力で月の有人探査をする機運が高まっているとして「政府が参加の是非を判断しやすいように、技術的な検討を進めたい」と意気込みを語った。

 山川氏は研究者として米航空宇宙局(NASA)や欧州宇宙機関(ESA)で勤務した経験がある。海外と比べたJAXAの特徴について「少ない予算と人数で効率的に仕事をしており、人材の宝庫だ。研究や技術開発の成果を最大化していきたい」と話した。

 山川氏は宇宙工学が専門で、JAXA助教授や京都大教授などを務めた。


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