2018年4月2日 18:57 | 無料公開
岐阜大病院は2日、岐阜市と連携し、消防本部に待機させた医師が救急現場に出動する「ドクターカー」事業の運用を始めた。医師を直接派遣できるため、通常より早い医療行為が可能となる。市消防本部によると、全国初の事業で「救命率の向上を目指す」と話している。
午後2時49分に119番を受け、医師が通報内容を確認し、ドクターカーの初出動を決めた。サイレンを鳴らし、腹を打った岐阜市の高齢男性の自宅に急行。救急車に乗せた男性を病院に到着するまでの間、医師が治療に当たった。
同病院の小倉真治・高次救命治療センター長は「初動がうまくいき、出だしとしては合格点」と評価した。