出雲市駅、トロッコ列車が出発 「奥出雲おろち号」20周年

20周年となる2018年度の運行を開始したトロッコ列車「奥出雲おろち号」=1日、島根県出雲市

 JR木次線などを走るトロッコ列車「奥出雲おろち号」が1日朝、20周年となる2018年度の運行を開始し、JR出雲市駅(島根県出雲市)でセレモニーが行われた。長岡秀人出雲市長は「三江線が廃止になったばかり。木次線は残せるようPRしたい」とあいさつした。

 全国の鉄道を巡っているという栃木県益子町の無職豊田久子さん(68)は「1回は乗りたいと思っていたので楽しみです」と期待を抑えきれない様子で乗車した。

 奥出雲おろち号は、機関車を含めて3両編成で、全席指定。山間部では冬に積雪が多いため、運行は4月から11月まで。


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