玄海原発3号機、1日から点検 蒸気漏れの原因特定へ

 九州電力は31日、玄海原発3号機(佐賀県玄海町)の2次系配管で蒸気漏れが確認されたトラブルを受け、4月1日に点検を始めると発表した。漏えい箇所や原因を調べ、必要な対策を検討する。点検にかかる期間は未定。

 3月30日夜に発電に必要な蒸気をつくる2次系設備の一部、空気抜き管で蒸気漏れを確認。31日に発電と送電を停止した。

 点検作業は、配管の温度が下がるなど環境が整い次第、始める。原子炉は停止させず、核分裂反応が安定的に持続する「臨界」状態を保つ方針。


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