オンライン診療で初指針、厚労省 症状安定の患者に適用

昨年5月、首相官邸で遠隔診療システムを体験する安倍首相

 厚生労働省は29日、東京都内で有識者会議を開き、タブレット端末やスマートフォンを使った遠隔診療に関する初の指針を取りまとめた。一部手直しを加えた上で30日に都道府県などに通知し、適用される。情報通信機器を使って医師が患者と対面せずに行う診療行為を「オンライン診療」と名付け、症状が安定している患者を対象とする。

 スカイプやLINE(ライン)といったインターネットを使ったテレビ電話サービスを使用する場合は、セキュリティーやプライバシーに関する規約を確認し、患者との合意が必要としている。

 患者の求めがある場合に実施を認め、初診は原則、対面診療を行うと規定する。


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