大飯4号機の燃料装填が完了 関電、5月中旬に再稼働

関西電力大飯原発4号機=福井県おおい町

 関西電力は11日、大飯原発4号機(福井県おおい町)の原子炉への核燃料装填が同日午後に完了したと発表した。5月中旬に原子炉を起動して再稼働させ、6月上旬に営業運転を始める予定。

 先に再稼働させた3号機は10日に営業運転を開始、約14キロ西にある高浜3、4号機(同県高浜町)も昨年から営業運転を続けている。関電によると、近接する複数の原発が営業運転するのは2011年12月以来。

 大飯4号機では、8日から24時間態勢で作業し、計193体の燃料を原子炉に入れた。今後、非常用ディーゼル発電機の検査や、配管や弁などからの冷却水漏れがないかの点検を約1カ月かけて行う。


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