緊急地震速報に新手法、気象庁 巨大地震で精度向上

 大地震の発生時にスマートフォンのブザー音などを自動的に鳴らして知らせる緊急地震速報について、気象庁は22日から、揺れを予想する新システムを導入した。東日本大震災のような震源域が広い巨大地震が起きた場合、震源から遠い地域の強い揺れも高い精度で予想できるようにした。

 従来の手法は初期微動を捉えるため、離れた場所での強い揺れの予想が正確にできないことがあった。

 新システムは強い揺れを観測した各地の震度計が、そのまま周辺地域で予想される地震を速報。実際の強い揺れから解析するため、震源からの距離に関係なく、揺れが届いていない地域にも予想震度を伝えることができる。


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