作家の内田康夫さん死去 「浅見光彦シリーズ」が人気 

死去した内田康夫さん

 テレビドラマ化もされた浅見光彦シリーズで知られる作家の内田康夫さんが13日午前8時25分、敗血症のため東京都内で死去した。83歳。東京都出身。自宅は長野県軽井沢町。葬儀・告別式は近親者で行った。喪主は妻で作家の早坂真紀(本名内田由美)さん。

 コピーライターやCM制作会社の経営を経て、1980年に長編「死者の木霊」を自費出版。46歳で作家デビューした。82年刊行の「後鳥羽伝説殺人事件」から始まった浅見光彦シリーズで人気に火が付いて以降、西村京太郎さんらと並ぶ旅情ミステリーの書き手として活躍した。08年に日本ミステリー文学大賞受賞。


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