大阪の水族館に「クラゲの銀河」 海遊館、照明抑え闇に浮かぶ触手 

大阪市の水族館「海遊館」に新設されたクラゲの展示エリア「海月銀河」

 大阪市港区の水族館「海遊館」は17日、天井や壁を黒く塗り、最小限の照明でクラゲの細部の美しさを際立たせる展示エリア「海月銀河」を新設した。担当者は「スマートフォンで銀河のような写真が撮れます。宇宙的な浮遊感を味わって」と話している。

 暗闇をゆったりと漂うクラゲがほのかな光の筋を通ると、触手の赤みが鮮やかに浮かび上がる。上からのぞけるおわん形の水槽では、波紋やクラゲの影で静けさを演出。円柱形の水槽は、支えている柱に配管を隠し、あらゆる角度から見えるようこだわった。

 従来のクラゲエリアを改装し、大小12の水槽などで約10種類の約300匹を展示した。


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