南ア、ズマ前大統領を起訴へ 軍装備納入で不正 

 【ナイロビ共同】南アフリカの検察当局は16日、今年2月に辞任したズマ前大統領が1990年代末、軍装備品の納入に絡み不正に関与したとして、汚職や資金洗浄など16の罪で起訴すると発表した。

 ズマ氏は2009年に大統領に就任する前からさまざまなスキャンダルが取り沙汰され、国民の批判を背景に辞任に追い込まれた。後継のラマポーザ新大統領は、新政権下でズマ氏の汚職疑惑を追及する方針を表明している。

 ロイター通信などによると、ズマ氏はかつて、南ア政府が複数の欧米企業から戦闘機や巡視船を購入する見返りに、多額の金銭を受け取ったなどとして起訴された。


  • LINEで送る