新名神現場でまた死亡事故、大阪 足場崩れ川に転落 

新名神高速道路の工事現場で起きた死亡事故を受け、記者会見する西日本高速道路関西支社の村尾光弘支社長(右)ら=15日夜、大阪府茨木市

 15日午後4時15分ごろ、大阪府枚方市の新名神高速道路の建設現場で足場が崩れ、高知市の作業員山下大介さん(32)が、約5メートル下の川に転落した。山下さんは心肺停止の状態で病院に運ばれたが死亡した。

 枚方署によると、山下さんは淀川に橋を架けるため、作業に使う桟橋を設置する工事中だった。近くにいた同僚らが助け出し、119番した。同署は業務上過失致死の疑いもあるとみて、工事責任者から事情を聴き、安全管理に問題がなかったか調べる。

 新名神の建設現場では、2016年4月に神戸市北区で橋桁が落下し作業員10人が死傷するなど、事故が相次いでいる。


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