森友文書削除、国交省指摘で発覚 14件改ざんと別の3年前のメモ 

参院財政金融委で答弁する麻生財務相。右端は財務省の太田充理財局長=15日午後

 財務省は15日の参院財政金融委員会で、2015年6月に森友学園関連の決裁文書からメモが削除されていた問題に関し、削除が発覚したきっかけは国土交通省からの指摘だったことを明らかにした。財務省の太田充理財局長が、14件の文書改ざんを認めた翌日の13日に国交省から連絡があったと説明した。

 決裁文書を巡っては14件の改ざんとは別に、近畿財務局が15年、国有地の貸し付けに関して森友側から情報開示請求があった際、固定資産税の扱いなどを記したメモを文書から削除していた。

 財務省は13日の時点では、本省理財局から近畿財務局へ問い合わせ、事実関係を確認したと説明していた。


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