新燃岳、活動長期化の可能性 爆発的噴火から1週間 

噴煙を上げる霧島連山・新燃岳=12日午後6時29分、鹿児島県霧島市から

 宮崎、鹿児島県境の霧島連山・新燃岳(1421メートル)は12日も噴火が相次ぎ、大きな噴石が火口から約1・2キロ先まで飛散した。爆発的噴火が始まってから、13日で1週間。気象庁は、噴火警戒レベル3(入山規制)と火口から半径約4キロの警戒範囲を維持しつつ、噴火活動が長期化する可能性もあるとして注意を呼び掛けている。

 気象庁によると、12日は午後0時45分ごろから断続的に爆発的噴火が発生。噴煙の高さは一時、火口上3200メートルに。火山灰は北東に流れたとみられる。

 福岡管区気象台の担当者は「終息まで数カ月かかるのでは」としている。


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