原爆ドーム前で犠牲者追悼 キャンドル500本に思い 

東日本大震災の犠牲者を追悼し、広島市で「3・11」の形に並べられたキャンドル。後方は原爆ドーム=11日夕

 原爆ドーム(広島市中区)前で、市民団体が「3・11」の数字の形に並べた約500本のキャンドルに火をともし、東日本大震災の犠牲者を追悼した。

 参加者は発生時刻の午後2時46分に合わせ、手をつなぎ被災地に向かって黙とう。午後5時半ごろ、キャンドルに火をともし「平和の灯がずっと絶えることがありませんように」などと思いを記したメッセージ付きの風よけをキャンドルにかぶせた。

 参加した広島市西区の自営業横山ゆかりさん(40)は77人が犠牲になった2014年8月の広島土砂災害で被災。「災害が終わった後も日々の生活は続いていく。少しでも支援できたらと参加した」と語った。


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