朴氏罷免から1年、保守派停滞 韓国、文政権を70%超支持 

韓国南部済州島で起きた「4・3事件」の遺族らの集会参加者を非難し制止する警察官ともみ合う男(中央)=1日、ソウル(共同)

 【ソウル共同】韓国の朴槿恵前大統領が国政を私物化したと断罪され、憲法裁判所の決定で罷免されて10日で1年となった。朴氏支持の保守層ではリベラルの文在寅政権への不満がくすぶるが、朝鮮半島の緊張緩和や平昌冬季五輪の成功で政権支持率は7割を回復。性犯罪被害者の告発運動がリベラル陣営の逆風になる中でも、保守派の足踏みが続いている。

 世論調査機関「韓国ギャラップ」の8日の発表では、政権支持率は前週より7ポイント増え71%に。与党「共に民主党」の支持率は5ポイント増の49%になった。朴政権時代の保守与党の後身「自由韓国党」は12%にとどまっている。


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