米フロリダ州が銃規制強化 州法成立、20年以上ぶり 

銃規制強化法案の署名を前に、高校銃乱射事件の被害者家族と取材に応じるフロリダ州のスコット知事(右端)=9日、タラハシー(AP=共同)

 【ニューヨーク共同】米南部フロリダ州で2月に起きた高校銃乱射事件を受け、スコット知事(共和党)は9日、銃規制を強化する法案に署名し、法律が成立。銃を購入できる最低年齢を18歳から21歳に引き上げ、安全対策のため一部の学校職員に条件付きで銃武装を認めたのが柱。

 米紙ニューヨーク・タイムズによると、同州で銃規制が強化されるのは20年以上ぶり。同校生徒らによる規制強化を求める運動が州政府を動かした形だが、犯行に使用されたAR15型ライフル銃の販売禁止は盛り込まれなかった。

 米メディアはスコット知事が、銃規制反対の有力ロビー団体とたもとを分かったと大きく報じた。


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