元富山県議会副議長を書類送検 政活費370万円詐取容疑 

矢後肇元富山県議

 富山県内で相次いだ地方議員による政務活動費の不正問題で、県警は8日、書籍代名目で政活費約370万円をだまし取ったなどとして、詐欺と虚偽有印公文書作成・同行使などの容疑で県議会の矢後肇元副議長(58)=議員辞職=を書類送検した。捜査関係者によると、県警は起訴を求める「厳重処分」の意見を付けたとみられる。

 県内の地方議会で計18人が議員辞職した一連の問題で、立件されたのは初めて。県警は矢後元副議長の認否を明らかにしていない。

 書類送検容疑は2011~14年度の政活費を申請する際、領収書や収支報告書を偽造し、5回に分けて政活費計約370万円をだまし取った疑い。


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