2018年3月8日 23:50 | 無料公開
日立製作所やパナソニックなど電機大手の2018年春闘の賃金水準を引き上げるベースアップ(ベア)が月額1500円で決着する見通しとなったことが8日、分かった。労働組合が要求した3千円の半分で、実現すれば前年水準の千円を上回る。 ベアの実施は5年連続。電機大手は各社が要求額と回答額をそろえる統一交渉を展開している。円安と好調な世界経済に支えられて好業績な企業が多く、国際競争が激しくなる中で、士気向上のためには従業員への還元が必要との意見が強まった。14日の集中回答日に向け、詰めの交渉を進める。