2018年3月6日 21:42 | 無料公開
日赤は「2027年には献血者が約85万人不足する」とした4年前の需要推計を見直し「献血率が微増すれば、ほぼ賄える」とする新たな試算をまとめ、6日に開かれた厚生労働省の血液事業部会で報告した。予測に反して輸血用血液製剤の供給が減少に転じたためで、背景には出血を控える手術など医療技術の進歩があるとしている。 日赤は14年、輸血の使用割合が高い高齢者の増加を見越し、ピークとなる27年には延べ約545万人の献血者が必要となる一方、献血する人は約459万人にとどまるとする推計をまとめた。