「ダル奨学金」で初の受給者決定 児童養護施設から大学生に 

 米大リーグ、カブスのダルビッシュ有投手が公式戦1勝ごとに10万円を故郷の大阪府羽曳野市に寄付する「ダルビッシュ有子ども福祉基金」を活用し、児童養護施設を退所する子どもを対象にした奨学金制度で、同市は20日、最初の受給者が決まったと明らかにした。

 市によると、4月から大学生となる女子高校生で、月5万円を給付する。「将来、高齢者の福祉施設で働きたい」との希望を抱いているという。ダルビッシュ投手の母、郁代さんは取材に「役に立つ知識を大学で身につけて頂ければうれしい」と話した。


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