特養ホーム17人に虐待か、京都 府が社会福祉法人に改善勧告 

 京都府は16日、同府宮津市の特別養護老人ホーム「安寿の里」で入所者17人に不審な骨折やあざが見つかり、うち90代の女性入所者への虐待を認定、70代~100代の16人にも虐待の可能性があるとして、運営する高知県香南市の社会福祉法人香南会に改善勧告を出したと発表した。

 府によると、宮津市が京都府警に既に通報。府は暴行容疑や傷害容疑での告発を検討している。

 京都府などによると、安寿の里は2015年開設。入所定員は80人。香南会の橋本信一理事長は取材に「骨折などの事故はあったので内部調査をしたが、虐待の事実はない。でっちあげではないか」と話した。


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