会社経営者殺害で懲役20年 いとこで元従業員の男 

 東京都足立区で2016年8月、中古車関連会社経営者の小菅和人さん=当時(43)=を殺害したとして、殺人罪などに問われた元従業員でいとこの小菅倫史被告(44)=埼玉県鴻巣市=の裁判員裁判で、東京地裁は14日、懲役20年(求刑懲役23年)の判決を言い渡した。

 弁護側は、殺意はなく傷害致死罪にとどまると主張したが、丹羽敏彦裁判長は、遺体の傷の状況から強い殺意があったと認定。「被告に酌むべき事情はない」と述べた。

 判決によると、16年8月、足立区の会社事務所で和人さんを殴るなどして殺害し、遺体を遺棄した。また会社で保管していたカーナビ162台を売却し、横領した。


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