1月の倒産件数635件 人手不足が影響 

 東京商工リサーチが8日発表した1月の全国の企業倒産件数(負債額1千万円以上)は、前年同月比5・0%増の635件だった。3カ月ぶりに前年同月を上回り、1月としては2009年以来、9年ぶりに増加に転じた。負債総額は18・6%減の1045億5900万円だった。

 東京商工リサーチの担当者は人材確保のための賃上げなどが収益を圧迫し、倒産件数の増加につながったと分析した。今後についても「人手不足が件数を押し上げていく可能性がある」と指摘した。

 件数の地域別では、全9地域のうち、5地域で前年を上回った。


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