大林組の白石社長退任 リニア談合受け引責か 

大林組の白石達社長

 大林組は23日、リニア中央新幹線工事の談合事件を受け、白石達社長(70)が退任すると発表した。後任には蓮輪賢治取締役専務執行役員(64)を充てる。3月1日付。大林組は談合事件を巡って当局から捜査を受けており、事実上の引責辞任とみられる。

 大林組は23日午後、白石社長が記者会見を開いて詳細を説明する。石井啓一国土交通相は23日の閣議後の記者会見で「民間会社の人事でコメントは差し控える」と述べた。

 白石社長は6月下旬の株主総会で取締役も退任し、相談役に就く。

 蓮輪 賢治氏(はすわ・けんじ)阪大卒。77年大林組。取締役を経て16年4月から取締役専務執行役員。


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