連続転落死事件で起訴内容否認 川崎老人ホーム元職員 

今井隼人被告

 2014年に川崎市の介護付き有料老人ホーム「Sアミーユ川崎幸町」で入所者の男女3人が相次いで転落死した事件で、3件の殺人罪に問われた元施設職員今井隼人被告(25)の裁判員裁判初公判が23日、横浜地裁(渡辺英敬裁判長)で開かれ、今井被告は「いずれも何もやっていません」と起訴内容を否認した。

 検察側は冒頭陳述で、1人目の男性が14年11月に死亡した後、今井被告が他の職員に対し、被害者の女性2人を名指しして亡くなることを予言するような発言をしていたと指摘。

 今井被告が神奈川県警の任意段階の事情聴取で、当初「依頼を受けて投げ落とした」と話していたなどと主張した。


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