2018年1月23日 05:28 | 無料公開
京都大iPS細胞研究所の山水康平特定拠点助教(36)の論文に捏造と改ざんが見つかった問題で、論文の研究に、一般の人から募った寄付金「iPS細胞研究基金」の一部が使われていたことが23日までに分かった。京大によると、この論文の研究費の総額は約310万円で、うち二百数十万円程度は基金からの研究費だった。 基金は2009年4月に設立。人工多能性幹細胞(iPS細胞)の医療応用に向けた研究費や普及活動、特許の確保と維持のためなどに利用されてきた。山水氏は、同研究所が設ける、若手研究者支援のための制度を利用していた。