マンション27年ぶり高値 17年首都圏、高額物件好調 

首都圏のマンション発売戸数の推移

 不動産経済研究所が22日発表した2017年の首都圏(1都3県)のマンション発売戸数は前年比0・4%増の3万5898戸で、4年ぶりに前年実績を上回った。1億円以上の物件「億ション」の増加が全体を引っ張った。1戸当たりの平均価格は7・6%増の5908万円となり、1990年(6123万円)以来、27年ぶりの高水準だった。

 地域別発売戸数は東京23区が8・5%増と大幅に伸びたほか、埼玉県が1・5%増だった。一方で、23区以外の東京は1・3%減、神奈川県が2・7%減となった。千葉県は21・1%減と大幅に落ち込んだ。

 1戸当たりの平均価格が上昇したのは2年ぶり。


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