「高校時代を思い出した」 “おバカ”男子役の須賀ら 

「タイトルは『野球部』なのに、ほとんど野球をしなかった」と話す(左から)山本涼介、須賀健太、小関裕太=東京都内

 高校の野球部を舞台に“おバカ”な男子3人のほのぼのした日常を描いた映画「ちょっとまて野球部!」の公開に合わせ、3人を演じた須賀健太、小関裕太、山本涼介が「自分たちの高校時代を思い出しながら、楽しく演じた」と、和気あいあいの撮影を振り返った。

 実生活でも同じ高校の先輩後輩として、仲良しだったという3人。“キングオブバカ”と呼ばれる大堀を演じた須賀が「自分はここまでバカじゃなかった…」と言いかけると、小関がすかさず「健太君、掃除の時間に一人で(ミュージカル)『ライオンキング』踊ってたよね」と実態を暴露。

 後輩に恥ずかしい過去をばらされた須賀は、苦笑しつつ「(大堀は)自分とあまり変わらない」と発言を“修正”した。山本は当時、短かった須賀の髪をよく触っていたという。「当時からの仲の良さが、そのまま画面に出ていると思います」

 夏休み前の数日間を描いた作品だが、撮影は冬。わずか6日間のハードスケジュールだったという。屋外で着替える場面では、カイロを貼れる場所も限られ、震えながら演じた。「寒さで口が回らなかった」と須賀。

 天候の都合で急に撮影の順番が変わり、慌ててせりふを覚えたことも。須賀は「5分で7ページ(頭に)入れた。もちろん、細かい言い回しは適当だったけど、かえって自然な演技になって良かった」と自信を見せた。

 映画は27日公開。


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