米、「2国家共存」支持を強調 エジプト大統領に理解求める 

 【カイロ共同】ペンス米副大統領は20日、エジプトの首都カイロでシシ大統領と会談し、中東和平問題などを協議した。シシ氏は、トランプ米大統領がエルサレムをイスラエルの首都と認定したことに異議を唱え、東エルサレムは将来的なパレスチナ国家の首都だと指摘。ペンス氏は双方の交渉に基づく「2国家共存」を支持して和平を推進する意欲を強調し、理解を求めた。

 ペンス氏は会談後、ユダヤ教とイスラム教の聖地が共存する「エルサレムの現状」は維持されると記者団に説明。イスラエルとパレスチナの国境画定など和平交渉の主要争点は双方の交渉に委ねると強調した。


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