仏大統領、徴兵復活へ意欲 若者に1カ月義務付けか 

フランスのマクロン大統領

 【パリ共同】フランスのマクロン大統領は同国南部の軍港都市トゥーロンで19日、約1500人の軍人を前に演説し、昨年の大統領選で公約の一つに掲げた「徴兵制度の復活」に関して「実現に向け、関係省庁と調整を重ねる」と述べ、意欲を示した。報道によると、18~21歳の男女に1カ月間、軍関連のボランティア活動などを義務付ける構想とされる。

 フランスはシラク大統領時代の1997年から徴兵制度を段階的に廃止した。

 2015年11月のパリ同時多発テロ後、約2年間続いた非常事態宣言の下で実施された昨年の大統領選では、治安回復が争点となった。


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