阪神大震災、17日で23年 教訓引き継ぐ機運を被災地から 

阪神大震災の追悼行事が行われる会場で、竹灯籠を並べる人たち=16日午後、神戸市中央区の東遊園地

 6434人の命が奪われた1995年の阪神大震災は17日で発生から23年となる。神戸市内の追悼モニュメントでは昨年12月、落書きの被害が発覚した。遺族や被災者の間では、街が立ち直る一方、震災の記憶が社会から薄れていくことへの危機感も強い。教訓と経験を引き継ぐ機運を再び高めようとの声も上がる。

 日本列島では2011年の東日本大震災や16年の熊本地震など、阪神大震災後も広範囲にわたり、多くの犠牲者が出る災害が頻発している。当時の経験や教訓をどのように伝え、生かし続けるかが変わらぬ課題となっている。


  • LINEで送る