ロヒンギャ帰還、23日開始 ミャンマーとバングラデシュ合意 

バングラデシュ・コックスバザール近郊の難民キャンプで配給を待つロヒンギャ難民=15日(AP=共同)

 【ヤンゴン共同】ミャンマーとバングラデシュの両国政府は16日、イスラム教徒少数民族ロヒンギャなどのミャンマー帰還を23日に開始し、全ての帰還を開始から2年で完了することで合意した。両国の外務省が明らかにした。

 両国は昨年11月23日に「2カ月以内の帰還開始」で合意し、今月下旬に期限が迫っていた。ミャンマー政府は、ロヒンギャ迫害問題に対する国際社会の批判を回避するため早期帰還をアピールする狙いだが、準備不足などから、帰還が23日に実現するかどうかは予断を許さない。

 両国政府は15日からミャンマーで作業グループによる会合を開き、帰還について協議していた。


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