京都精華大生刺殺から11年 母親ら冊子で情報提供訴え 

千葉大作さんが刺殺された現場で開かれた法要で、手を合わせる参列者=15日午後2時37分、京都市

 2007年に京都精華大1年の千葉大作さん=当時(20)=が京都市左京区の路上で刺殺されてから11年となった15日、遺族や大学関係者らが同区の叡山電鉄出町柳駅前で、未解決の事件の概要や犯人の特徴をまとめた漫画冊子を配り、情報提供を呼び掛けた。

 冊子にはマンガ学部で漫画家を目指していた千葉さんの人柄も描かれ、母親の淳子さん(58)らが、犯人の似顔絵入りポケットティッシュとともに駅の利用客に配った。これに先立ち現場でも法要を行った。

 千葉さんは仙台市出身。07年1月15日夜、大学付近の路上で胸など十数カ所を刺されて死亡した。


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