2018年1月13日 08:44 | 無料公開
【ロンドン共同】第2次大戦中の1940年ごろ、ナチス・ドイツが英国に侵攻する万一の事態を警戒し、英国王室に伝わる貴重な宝石がビスケットの缶に入れられ、ロンドン郊外にあるウィンザー城の地中に隠されたことが明らかになった。12日付の英紙タイムズが伝えた。 現在のエリザベス女王の父で当時の国王ジョージ6世が宝石を隠すよう命じたことが、王室の司書から国王の母親のメアリー王妃に宛てた書簡に記録されていた。宝石はその後無事回収されたとみられる。 隠されたのは英王室に伝わる王冠に付いているサファイアやルビー。ウィンザー城の門付近に深い穴を掘り、缶に入れて保管された。