ラニーニャ現象続き、冬型強まる 気象庁が監視速報 

 気象庁は11日、世界的な異常気象の原因となる「ラニーニャ現象」が継続しているとみられるとする、監視速報を発表した。今後、春にかけて継続する可能性が70%程度としている。

 ラニーニャ現象が発生すると、日本周辺で西高東低の冬型の気圧配置が強まる傾向があり、日本海側では雪が多くなる可能性がある。気温も下がりやすくなる。

 気象庁によると、発生の基準になる南米ペルー沖の監視水域の平均海面水温は、昨年12月は24・0度で、基準値より1・2度低かった。水温が低い状態が長期間続くとラニーニャ現象になるとされ、基準値を下回るのは8月から5カ月連続。


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