米軍ヘリ不時着に抗議決議 沖縄・うるま市議会「恐怖極限」 

米軍ヘリコプターの不時着に対し、抗議決議を全会一致で可決した沖縄県うるま市議会=11日午前

 沖縄県うるま市の伊計島の海岸に米海兵隊普天間飛行場(宜野湾市)所属のUH1多用途ヘリコプターが6日に不時着したことに対し、うるま市議会は11日、抗議決議と意見書を全会一致で可決した。2日後に同飛行場所属のAH1攻撃ヘリが読谷村に不時着するなど、米軍機の相次ぐトラブルに「市民や県民の不安と恐怖は極限に達している」と強調した。

 うるま市議会の決議と意見書は、本土復帰前の1959年に石川市(現うるま市)の宮森小に戦闘機が墜落し児童ら17人が死亡した事故などに触れ、今回は「安全管理に対する米軍の認識の低さを露呈するもので激しい憤りを覚える」とした。


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