児童文学作家の森山京さんが死去 童話「きつねの子」シリーズ 

死去した森山京さん

 童話「きつねの子」シリーズなどで知られた児童文学作家の森山京(もりやま・みやこ)さんが7日、脳出血のため自宅で死去した。88歳。東京都出身。葬儀・告別式は関係者で行う。喪主は長男索(さく)氏。

 神戸女学院大中退。コピーライターとして活躍後、児童文学作家に転身した。キツネの男の子を主人公にした「きいろいばけつ」や「つりばしゆらゆら」などのシリーズで路傍の石幼少年文学賞を受賞。不思議な余韻と深みのある作風で、子どもだけでなく幅広い年代に支持された。

 コピーライター時代に化粧品の宣伝で「25才はお肌の曲がり角」という名コピーを生み出したことでも知られる。


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