京阪HD社長、ホテル建設加速 仙台や福岡など大都市で 

共同通信のインタビューに応じる京阪ホールディングスの加藤好文社長

 京阪ホールディングス(HD)の加藤好文社長(66)が10日、共同通信のインタビューに応じ、宿泊事業の収益拡大に向け、既に展開済みの京都や大阪などに加え、沿線外でのホテル建設を加速する方針を明らかにした。仙台や福岡など関西圏以外の大都市を中心に進出する意向で、ビジネスと観光双方の需要取り込みを急ぐ。

 京阪HDは近年、自社の鉄道路線が乗り入れる京都を中心に、宿泊事業への投資を強化してきた。加藤氏は「(進出先が)政令指定都市クラスであれば、観光利用が落ち込んでも(企業の)出張需要でカバーできる」と述べ、各地で候補物件の調査を進める考えを示した。


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