新幹線台車亀裂トラブルを謝罪 JR西、尼崎脱線事故遺族に 

 異変を認識しながら新幹線の運行を継続し台車に亀裂が見つかったトラブルで、JR西日本は10日、兵庫県三田市で尼崎JR脱線事故の遺族にトラブルを説明し、謝罪した。

 JR西は4遺族と面会。副社長から降格となった吉江則彦取締役が冒頭、「ご遺族の皆さんに深くおわびしたい。脱線事故以降、いろいろ取り組みをしてきたが、至らないところがある。これを契機に立て直しを図っている」と頭を下げた。

 複数の遺族から、現段階で現場社員や指令員らの処分がないことに疑問の声が上がった。遺族の男性は「なぜ台車のあの部分に亀裂が起きたのか。早く解析してもらいたい」と要求した。


  • LINEで送る