日銀、成長率引き上げ検討 18年度見通し、海外好調で 

 日銀が22、23日に開く金融政策決定会合で、2018年度の経済成長率の見通しを現在の1・4%から1%台後半に引き上げる方向で検討に入ったことが9日、分かった。好調な海外経済を背景に輸出が増え、企業が設備投資に積極的な姿勢になっているためだ。金融政策は、物価上昇率2%目標の実現が遠く、現行の大規模な緩和策を粘り強く続ける見通しだ。

 日銀が会合後に公表する「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」で示す。

 日本経済は実質国内総生産(GDP)が7四半期連続でプラス成長を確保し、企業収益は過去最高水準で推移している。


  • LINEで送る