日本とモルディブの外相が会談 「インド洋戦略を推進」 

会談を前に握手する河野外相(左)とモルディブのアーシム外相=6日、マレの外務省(共同)

 【マレ共同】河野太郎外相はインド洋に位置するモルディブの首都マレで6日、同国のアーシム外相と会談した。安倍晋三首相が掲げる「自由で開かれたインド太平洋戦略」を説明し、戦略の共有と緊密連携をアーシム氏に要請した。河野氏は会談後、双方の認識は一致したとの受け止めを記者団に強調した。

 モルディブを含むインド洋周辺国との結び付きを強める中国を意識した対応と言える。日本の外相がモルディブを訪れるのは、河野氏が初めて。首相の訪問はない。河野氏は会談で「モルディブは日本にとって重要な国だ。戦略の実現に向け、協力関係をさらに強化したい」と述べた。


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