銀行業界オンラインで暴力団情報 新規の個人向け融資、警察庁 

 暴力団の資金源対策として、警察庁は4日、銀行の個人向け融資の新規申し込みについて、オンラインで暴力団情報の照会に応じるシステムの運用を開始した。銀行業界は新規申し込みのほぼ全件で照会する方針で、暴力団員であることが判明したら、融資拒否などの措置を取る。

 警察庁の担当者は「銀行の融資取引から暴力団を排除するのが目的で、大量の申し込みを自動的にスクリーニングできる」と話している。

 警察庁は既に、日本証券業協会(日証協)会員の証券会社との間で同じシステムを導入し、2013年1月から運用を続けている。


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