北九州、スペースワールドが閉園 花火が彩り、27年の歴史に幕 

最後の営業日を迎えた「スペースワールド」=31日午前、北九州市

 北九州市のテーマパーク「スペースワールド」は最終営業日の31日、27年の歴史に幕を下ろすフィナーレのイベントを開催し、園のシンボルであるスペースシャトルの模型近くで盛大に花火を打ち上げ、閉園に彩りを添えた。

 日が暮れた午後6時すぎ、人気アトラクションが花火を噴き出しながらスペースシャトルの模型を一周。続いて色とりどりの閃光が夜空を照らした。集まった観客は迫力の演出に歓声を上げ、花火で浮かび上がったシャトルに見入っていた。

 園は1990年、鉄鋼需要の伸び悩みを受け新日本製鉄(現新日鉄住金)が経営多角化の一環で開業。ピークの97年度は約216万人が来場した。


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