除雪車に高齢者宅を通知、山形 丁寧な作業で負担軽減 

除雪車運転手の専用スマホに表示された、高齢者宅が近くにあることを知らせる通知=山形県新庄市

 豪雪で知られる山形県新庄市は今冬から、除雪車を走らせている運転手に、スマートフォンを通じて高齢者宅の位置を知らせるシステムの運用を始めた。通知場所付近を丁寧に作業してもらい、お年寄りの雪かき負担を減らす狙いだ。

 システムは県内のIT関連企業が開発した。衛星利用測位システムを使い、65歳以上の独居者など21世帯(12月22日時点)の位置をサーバーに登録。除雪車が該当する住宅の半径30メートル以内に入ると、運転手の専用スマホにアラーム音と文章で知らせる。

 システムの効果は上々だ。除雪業者は空き地や田畑に排雪するなどし、対象者宅前に多くの雪を残さなくなった。


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