地域の安全、走って守ろう 広がる「パトラン」 

夜間に「パトラン」するメンバー=11月、東京都新宿区

 走って地域の安全を守ろう―。下校時間や夜間に数人のグループで見回りをしながらランニングし、街頭犯罪の抑制を図る「パトラン」が広がりを見せている。普及を呼び掛けているNPO法人「改革プロジェクト」(福岡県宗像市)によると、12月時点で26都道府県の約900人が活動している。

 パトランはパトロール・ランニングの略。2013年に宗像市で改革プロジェクトのメンバーが始めた。子どもの下校時間の午後3~5時や、女性の帰宅が多い午後8~11時を中心に30分程度、通学路、駅周辺などを走る。すれ違う人に声をかけ、異変に目を光らせる。


  • LINEで送る