2017年12月30日 00:04 | 無料公開
【ウィーン共同】ドイツの連邦憲法裁判所は29日までに、アウシュビッツ強制収容所で約30万人のユダヤ人虐殺に関わったとして、殺人ほう助罪などで禁錮4年の判決を受けた元ナチス武装親衛隊所属のオスカー・グレーニング被告(96)が求めていた刑の執行猶予の訴えを退けた。AP通信が伝えた。 弁護側は高齢の被告の生存権が侵されるなどとしていたが、年明けにも収監される見通しという。被告はユダヤ人の荷物を処分するなどし「アウシュビッツの会計係」と呼ばれ、2015年に有罪を言い渡された。 判決は21日付で、29日に公表された。