菅官房長官が沖縄を訪問 2月の名護市長選見据え 

米軍普天間飛行場の移設先周辺の区長らと懇談する菅官房長官(右端)=29日午後、沖縄県名護市

 菅義偉官房長官は29日、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設先である沖縄県名護市を訪問した。移設先周辺の住民と懇談し「政府として、生活環境の保全や地域振興に配慮する」と表明。自動車専用道路の建設現場も視察した。移設の是非が争点となる来年2月の同市長選をにらみ、地域経済の発展や基地負担軽減に向けた政府の取り組みをアピールする狙いだ。

 名護市長選に出馬する予定で、移設容認の立場で活動してきた元名護市議の渡具知武豊氏とも面会し、勝利に向けた協力を確認した。自民党県連と公明党県本部は渡具知氏の推薦を決めている。

 市長選には、移設反対の現職、稲嶺進氏も立候補する。


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