2017年12月28日 11:42 | 無料公開
成田山新勝寺の「納め札お焚き上げ」で、お札を「智慧の火炎」に投げ込む山伏姿の僧侶=28日午前、千葉県成田市
千葉県成田市の成田山新勝寺で28日、1年間に納められたお札を燃やし、本尊の不動明王の御利益と無病息災に感謝する毎年恒例の「納め札お焚き上げ」が行われた。
新勝寺によると、お焚き上げは、不動明王の分身とされるお札を「智慧の火炎」と呼ばれる炎に返して感謝を表す。
山伏姿の僧侶約20人が清めの儀式をした後、木材で組んだ炉に点火。読経が響く中、高々と上がった炎に大小約5万枚のお札を次々と投げ入れた。大勢の参拝客らは手を合わせて見守った。
東日本大震災で被災した岩手県陸前高田市の景勝地「高田松原」の松も燃やして犠牲者を供養し、被災地の復興を祈願した。