将棋、永瀬七段が棋王初挑戦 5番勝負、2月に宇都宮で開幕 

黒沢怜生五段を破り、棋王初挑戦を決めた永瀬拓矢七段=27日、東京都渋谷区の将棋会館

 将棋の渡辺明棋王(33)への挑戦権を争う第43期棋王戦(共同通信社主催)挑戦者決定戦第2局は27日、東京都渋谷区の将棋会館で指され、午後7時25分、104手で後手の永瀬拓矢七段(25)が黒沢怜生五段(25)を破り、初挑戦を決めた。

 永瀬七段は横浜市出身、2004年にプロ棋士養成機関の奨励会に入会。09年にプロ入りし、12年の新人王戦で優勝。16年の第87期棋聖戦で挑戦者になった実績を持つ。今回がタイトル挑戦は2度目。読みの正確さに定評があり、粘り強さが持ち味。

 渡辺棋王―永瀬七段の5番勝負は来年2月12日、宇都宮市の宇都宮グランドホテルで開幕する。


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