巨額被害、捜査の可能性 実質上倒産ジャパンライフ 

事実上倒産したジャパンライフの本社=26日午後、東京都千代田区

 磁気ネックレスの預託商法などを展開し、事実上倒産したジャパンライフ(東京)が、金融機関の根抵当権が付いた宿泊施設を、顧客に「所有権付きリゾート権」として1口1千万円で販売すると提案していたことが26日、内部文書や社員への取材で分かった。契約者の弁護団は「非常に悪質」と指摘。同社の商法について詐欺容疑などでの告発に向けて警察と協議しており、巨額の消費者被害事件として捜査に発展する可能性がある。

 4回の業務停止命令を出した消費者庁の幹部も「詐欺的な商法」と指摘している。

 東京商工リサーチは同日、2回目の不渡りを出して銀行取引停止処分になったと発表した。


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